LGBT当事者orアライによるレポート。今回はアートとLGBTについてです。

“好きに変はない展”を見に行かれた方はどれくらいいるでしょうか?
2017年2月14日~19日の間、好きに変はない展が開催されました。これは写真家の青山裕企さんと日本セクシュアルマイノリティ協会による個展です。今年で3年目を迎えるこの展示会では、さまざまな“好き”の形を表現しています。また、今年は15名のアーティストが出展しました。ここでは、写真に象徴的な言葉を載せて展示したりしていました。

ここでは明確に「LGBT」や「セクシュアルマイノリティ」と言った言葉を使わずに、好きの多様性を表しています。また、ツイッターでもハッシュタグでたくさん拡散されていたので、目にしたことがある人もいると思います。私もツイッターでこの展示会を知りました。

私は、よく展示会などに足を運ぶことが多いのですが、そこで思うことは文字と同じように、またはそれ以上に写真やアート作品が与える印象は大きいと思います。そこに込められたメッセージを、文字に表さないことで見る人によりインパクトを与えて、考えさせる効果があるのだと思います。また、アーティストによってテーマが同じであっても、表現の方法が全く異なっていて、個性が出て面白いなとも感じます。今回、クリエイティブディレクターとしてこの展示会に携わった銭谷侑さんは、この展示会に来てほしい人はLGBTの方はもちろん、そのことに関して全く考えたことのない人に来てほしいと考えていたそうです。

様々な社会問題を解決しようと考えたときに、法律を作ったり差別は禁止と呼びかけたりすることが多いです。しかし、その方法だけでなくて、写真やアートは直接人に語りかけるものです。この展示会で、心に響いた人たちはたくさんいます。また、今まで関心のなかった人もこれをきっかけに考えるようになったと思います。

今年の“好きに変はない展”は終わってしまいましたが、来年も開催してくれることを願っています。