LGBT当事者orアライによるレポート。今回は日本の性教育についての後編です。

日本の性教育に関しては、現在も様々な議論が行われています。海外と比較して、「遅れている」と言われることがありますが、その現状はどのようなものなのか。

njipiの記事でも日本の性教育の現状に関しては一度触れています。

日本の間違った性教育

abemaTVの番組『Wの悲喜劇~日本一過激なオンナのニュース~』では、性教育をテーマに数人の女性が議論を交わしました。
非常に興味深い内容だったので、ぜひ紹介したいと思います。

「いやよいやよも好きのうち」の風潮

望まぬ妊娠のケースの多さに関係する点で、女性の決定権が男女の関係であまりないことがあげられています。
アダルトビデオの中には、嫌がる女性に対して男性が迫る、というシチュエーションがあります。
もちろん、あくまでアダルトビデオはフィクションの世界なのですが、これが男性に対して、「いやよいやよも好きのうち」という女性への誤解を生んでいる原因になっているのではないかと思います。
そもそも、性行為に対して女性が消極的で受け身であるのがいいこととされている現状に、スウェーデン人の柚井ウルリカさんは疑問を抱いていました。
既存のアダルトビデオに疑問を持った女性たちが、正しい避妊の仕方などの場面がしっかりとある女性向けのアダルトビデオを制作したというのには驚きました。

コメント

女性へのアダルトビデオ出演強要をめぐり、裁判沙汰になったケースが報道されたのはつい最近のことです。
“hentai”が英語圏でも使われていることからもわかる通り、日本のアダルトビデオは海外でも有名です。
有名であることがいいことか悪いことかはわかりませんが、他国に比べて「異常」な部分が存在しているのが理由だと思います。
また性教育に関しては、「未成年での性行為を助長する恐れがある」との理由で禁止されているとのことですが、正しい知識を得られる場がまったくないことのほうが私は問題だと思います。
ノンセクシュアルを自認する方の中には、過去にトラウマになる出来事があったことが理由になっている方もいるかと思います。
そのトラウマの理由として、相手が間違った知識を持っていたから、ということもあるかもしれません。
また本人が間違った知識を持ってしまったことで、嫌悪感を抱いている場合もあるかもしれません。
個人的には、「腐女子」と呼ばれる人向けのコンテンツとしての男性同士の性行為が描かれることが非常に多いのも、間違った知識を得る原因になっているのかと思います。(特に性感染症に関して)
教育に関しては、制度が変わるまでは何も変わることはありません。性に関しては細かな問題が多くありますが、望まぬ妊娠に関しては、はやい時期から正しい知識を得る機会が必要なことは確実です。
すぐに状況が改善することは難しいですが、だんだんとよい方向に向かっていくことを願っています。