10月28日に、株式会社LGBT総合研究所さん主催のLGBT関連イベントが開催されましたので、取材に伺いました!

0001

【開催概要】
開催日 2016年10月28日(金)
日時 19:00 〜 20:30
主催 株式会社LGBT総合研究所
協力 ザ・ハフィントン・ポスト・ジャパン株式会社
場所 トムソン・ロイター会議室(〒107-6330 東京都港区赤坂 5-3-1 赤坂 Biz タワー30階
http://www.huffingtonpost.jp/2016/10/11/lgbt-work-event_n_12436390.html
プログラム
●LGBTの基礎知識
LGBT総合研究所社長の森永貴彦さんより

●基調講演
JPモルガン証券株式会社人事部ヴァイスプレジデントの藤谷ひとみさんより

0002

●グループディスカッション
ハフィントンポスト日本版編集長の竹下隆一郎さんがモデレータとなって、「LGBTの人たちが就活・転職で困る10のこと」についてのディスカッションが行われました。

 

イベント中、特に盛り上がっていたのが、グループ毎のディスカッションです。
参加者をグループにわけ、「LGBTの人たちが就活・転職で困る10のこと」をテーマに、自分たちが企業のダイバーシティ推進担当だと仮定し、解決策を考えるワークが行われました。

各グループの参加者は、企業でダイバーシティ推進を担当する方、一般参加のLGBT当事者の方、アライの方など様々で、一般参加の方の中には学生さんの姿も。

それでは各グループのテーマと解決策案をピックアップしてご紹介します。
みなさんも、自分が企業のダイバーシティ推進担当だったらどうするかな?と考えながら読んでみてくださいね!

 

面接に心の性に合わせたリクルート姿で行っていいの?

・採用情報サイトに、「服装自由」もしくは「自分らしく働いている姿で来てください」と明記する
・どんな服装がOKなのかわかるように、社員の服装の写真を採用情報サイトに掲載する

「服装自由と書いてあるのに、行ってみたらスーツばかりだったということがあった。採用情報サイトに写真があれば目安になると思う」という意見を出していたのは、就活を経験した大学生の方でした。
確かに、服装自由と書かれていても不安なので、スーツで行くという学生さんは多いですよね。サンプル写真の掲載はいいアイデアだなと思いました!

セクシュアリティは合否のポイントになる?

・就職サイトにLGBTフレンドリーのロゴマークを入れる
・面接官向けにLGBTに関する研修を行う

「セクシュアリティが合否のポイントになる会社は応募しない!」という意見も。
確かにそうですよね!セクシュアリティが合否のポイントにならないのであれば、それがわかるようにしてほしいという意見が出ていました。

社員証、メールアドレス、名刺を通称名にしたい

・受付に虹色のものを置くなど、LGBTフレンドリーであることを社内外に表明する

このテーマでは通称名を使えるようにすることを前提に、通称名を使いたいと考えている方が安心して応募できるように、LGBTフレンドリーであることを社内外に表明してはという意見が出ていました。

相談窓口があれば相談しやすいのに設置されていない

・周りが自然な形でセクシュアルマイノリティを受け入れる社風にする
・目安箱を設置する

セクシュアリティに関わる悩みは、上司には相談しにくいという意見がありました。
また、LGBTダイバーシティについては、経営者が経営課題だと認識することが重要だという意見も。そのために目安箱を設置し、社員の声を経営者に届けたいということでした。

プライベートの話をしたくないので、会社の飲み会に参加したくない

・ニュートラルな表現(彼氏・彼女ではなくパートナーというなど)を使う
・単なる飲み会ではなく、ライブに行く、○○を食べに行くなど、会ごとにテーマを設定する(テーマを設定すればプライベートの話になりすぎないのでは?とのこと)

「飲み会に行かないという選択も意思の表れ。行きたくないけれどそれを言えない状況が問題だと思う」という意見から、ニュートラルな表現を使うようにしては、というお話でした。
テーマを設定するという意見も、なかなかおもしろいですよね!

まとめ

今回のイベントには、セクシュアリティも年齢層もバックグラウンドも様々な方が参加されていました。そのため、様々な立場からの意見が出ており、ディスカッションはとても盛り上がっていました。
企業の方からは、LGBT当事者の方や、学生さんの意見がとても参考になったという意見もありました。

LGBT当事者の方が働きやすい環境を整えるためには、アライの存在が大きいのではないでしょうか。
LGBT当事者と非当事者が交流できるこのようなイベントは、とても意味があるものだと感じました。