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台湾の名門、台湾大学の筆記試験の問題のとある記述が問題になっています。

家庭は、異性カップルで構成されるもの?

今年の3月に行われた台湾大学機械学部の筆記試験の問題文の中に「家庭は、1人の男性と1人の女性によって構成される」という記述がありました。

この記述は、家庭は異性カップルで構成されることを限定しているように捉えられます。
そのため、日本の文部科学省にあたる台湾教育部は、同性カップルなどセクシュアルマイノリティの人たちなどの「性別の平等に反する」と批判しました。

その結果、台湾大学には3万元(日本円で1000万円弱相当)の罰金が科されました。

なぜ問題になったのか

台湾教育部の顔宝月氏は「『性別平等基本法』第13条によって、学校は生徒を募る際、性別や性差、性自認や性指向によって区別をしてはいけない。国際的にみて婚姻は男女1人ずつ、一夫一妻とは限らない、性の多様性から見て問題である」と述べています。

台湾では法律で同性婚は認められていませんが、世界的な目線で批判をしています。

日本でも起こっている

この問題は、日本における家庭科や保健の教科書の問題と似ているように感じます。

今までの家庭科の教科書では「家庭は父母と子どもで構成されるものである」、といった内容があったり、保健の授業では「子どもは思春期になると異性を意識し始めます」、といったことが書かれていました。

実際に学校でこの内容に基づいた授業を受け、絶望的な気持ちになった、という同性愛者の方の声も多く聞いたことがあります。

現在では、性の多様性を認めるべきである、といった観点からLGBTの説明が教科書の中に書かれていたり、同性カップルの紹介をしているものもあります。

日本で同性婚合法化をめぐる際には、憲法の「婚姻は、“両性”の合意のみに基づいて成立し」という記述がネックになっているとよく言われています。

その国、地域での法律での規定がどうであれ、LGBTなど今までないがしろにされてきた人たちを考慮してどんどん内容が変わっていくのはとてもいいことですね。
教科書や試験問題等の文面だけでなく、全てのものが異性愛前提でなくなっていくことを願います。

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こあせんせー
早稲田大学法学部卒のストレートアライ。
時事ネタ、法律関係が得意。趣味は将棋とモノポリー。