セクシュアルマイノリティ/アライによるレポートシリーズ。今回は日本の性教育についてです。

日本の性教育は間違っている

現在の日本では、「性」についての話題は友達同士や親子の間でもタブーとされたり、ためらわれたりしています。
その原因は日本の性教育に問題があるからではないのでしょうか。

子供達は小学校中学年くらいで「性」について学ぶことになります。しかし、そこでの教育は不十分であり生徒たちが正しく理解できていません。
よって、性について考えることや性について語ることは汚らわしい行為だと思ってしまいます。また、異性の体の仕組みを理解せずに、体の成長の過程で異性の友達にいじめられて悩んでしまう子供がたくさんいます。

人間が生きていくためには「性」を正しく捉えることは不可欠なことです。性を教えるのに、早いとか遅いとか時期は関係なく教えるのは早ければ早いほうが良いのだと思います。

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また、教師はそのような理解をしていないために、性教育についてあまり積極的ではないように感じます。
保健の授業で男女別に区別して、男子には男性の教師が、女子には女性の教師が教える仕組みも改善すべきではないでしょうか。
これでは、異性の身体や成長過程について男女一緒に学ぶことはできずに正しい理解を得られません。また、セクシュアルマイノリティの子供達にとっては苦痛な時間であり、自己に違和感を覚えて必死に隠し通そうとするでしょう。

セクシュアルマイノリティの子供達は様々な問題に直面しています。
自己を受け入れることや開示することに困難になっている子供たちがたくさんいるのです。

世の中には、多様な性が存在するということを日本の性教育では語られていません。
日本では「性」についてまだまだネガティブなイメージを持つ人が多いような傾向にあります。

しかし性の問題は、社会や文化などさまざまな場面で浮き彫りになってきます。日本は、昔から比べたら男女平等がより進んだように思われています。しかし、まだ性の多様性や労働状況などを見てみると、男女平等の問題でさえまだたくさん残っているのが現状です。

子供たちが適切に性教育を受けられれば、これからの日本はもっと多様性を受け入れていくことができるのではないかと思います。そして、そういった性についての理解を幼いころから深めていけたら、差別やいじめを減らすことができるのではないのでしょうか。

日本が多様な性を受け入れて、どんな人でもどんな場所でも輝いて生きていけるような国になるためには性教育の改革が必要になるでしょう。

参考文献
2007年 安達倭雅子著 「子どもと親と性と生」