LGBT当事者もしくはアライによるレポートシリーズ。今回はレズビアンカップルに育てられた男性のお話です。

ご存知の通り、アメリカでは全土で同性婚が合法化されています。今回取り上げる動画は、まだ同性婚が認められていなかった時代のアイオワ州での、ある大学生のスピーチです。

動画の概要

スピーチをしているザックはアイオワ大学に通う学生の1人です。
アイオワ州では当時同性パートナーシップ法を廃止する案があり、それに対する主張としてスピーチをしています。

レズビアンカップルに育てられたザックは、両親が男女でなく女性2人であることで、他のアイオワ州の家族と異なっていることは何もないと主張しています。

彼自身とても堂々としており、「アイオワ大学で優秀な成績をおさめ、ボーイスカウトをし、小さなビジネスもしている。こんな私がもしあなた方の息子であれば、あなた方は私を誇りに思うだろう」と発言しています。

また締めの言葉として、両親の性的指向は、子供の性格になんら影響はしないと言っています。

優劣という言葉を使わない

彼は3分のスピーチの中で、私の両親は2人とも女性であるから男女の両親よりこんないいことがある、悪いことがあると言った言い方を決してしていません。

主張はあくまで「違っているけど同性パートナーシップも認めてほしい」ではなく、「他の家族と何も変わりはない」です。

自らの家庭を特別視することもなく、また卑下することもない彼の一貫した姿勢にとても感動させられました。

中盤で自分自身のことは、成績が優秀でビジネスなどもしている、と表現していますが、女性2人に育てられたから優秀になったとは言っていません。

まとめ

彼はスピーチの最初から最後まで堂々としていて、自信に満ち溢れています。
誰かにメッセージを投げかける際に自信をもっているだけで印象が全然違いますよね。

マイノリティの権利向上を訴える際に、辛い歴史や体験を交えて同情を誘う話し方もあります。どちらが正しいというのは言えませんが、私はザックのスピーチをきいて勇気づけられました。

LGBT当事者本人や当事者のパートナー、友達がスピーチをしているものは見かけることがありますが、当事者の子ども目線でのスピーチははじめて見ました。様々な目線からLGBTについての考えに触れることで、自身も成長できているように感じます。