LGBT当事者もしくはアライによるレポート。今回は、LGBTフレンドリーな国、ベルギーについてです。

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LGBTに優しい国、ベルギーの約20年間の歩みと、首都ブリュッセルのLGBTの祭典「プライド」が大切にする「少数派に優しい社会」について、ブリュッセル在住のフリーライター・栗田路子さんのレポートを紹介します。

世界で2番目に同性結婚を合法化したベルギー

2016年で21回目を迎えるブリュッセルのプライド・パレードが始まったのは、1996年のことでした。
当時のブリュッセル市長に猛反対されながら、たった2500人で市内を歩いたのが始まりでした。でも、毎年仲間が少しずつ増えて2000年代初めに、2万人を超えたころから市民権を得て弾みがついたそうです。

その頃、『同性結婚の合法化』を公約に掲げていたエコ政党や社会党がプライド・パレードをともに歩いて大勝利し、新政権下の2003年6月、際立った反対もなく同性結婚は公約通りに成立しました。

ベルギーはこうして、オランダに次いで世界で2番目に同性結婚を合法化し、翌年の2004年にはカップルの片方がベルギー在住であれば、外国籍であってもベルギー内で合法的に結婚が成立するようになりました。
以来、人口1000万人のこの国で年間1000組を上回る同性カップルが、合法的に家庭を築いています。アフリカや中東を中心に、同性愛による迫害を理由に、ベルギーに難民として庇護申請する者も毎年1000件を超えているのです。

多様なセクシュアリティが自然に受け入れられている

ベルギーでは、身近な人同士でも自分のセクシュアリティを受け入れて暮らしているようです。

例えば友達がゲイであることをカミングアウトしたら、周囲の友達がお祝いのパーティを開くなど、とても寛容であることが分かります。カミングアウトもそれを受け入れることもごく自然なことのように見受けられます。

また、政治家にもカミングアウトしているLGBTが少なくありません。前首相エリオ・ディルポ氏は、社会党党首時代に、ゲイであることを公表しました。ブリュッセル首都圏政府の内務長官を務めたブルノー・ドゥ・リル氏(ブリュッセル議会議員、緑の党)は、同性結婚をして養子を迎えています。

もちろん、政治家ばかりではなくデザイナーやアーティストなどのクリエイティブな世界では、ゲイでないと肩身が狭いとまで囁かれています。今日のベルギー社会では、身近にLGBTとして普通に生きている人が多いのです。

まとめ

ベルギーは多様性を受け入れていて誰もが暮らしやすい国だと思いました。このように自分を隠すことなくオープンにしていて、なおかつ相手もそれを受け入れている社会だと幸せに感じる人も多いのかなと思いました。

日本は、ベルギーに比べるとまだまだ劣っていると思います。これから日本も、すべての人が暮らしやすい国になる日が待ち遠しいですね。

 

 

記事参照
http://www.huffingtonpost.jp/2016/05/05/belgium-lgbt-pride_n_9853762.html

写真拠出
http://dlift.jp/photo/photoDisplayCountry72