matome_20150416044814_552f3f0eacd2e
出展:http://randoseru.tokyo/index.html

LGBT当事者もしくはアライによる「セクシュアリティ」に関するレポートを紹介するシリーズ。
今回は様々な場面で区別される男女に疑問を持つ方のレポートです。

自分の好きな色

「どうして男子のランドセルは黒で、女子は赤なのか」。

小学生の時、ふとそんなことを思うようになった。
当たり前のように買ってもらった赤いランドセルを何の疑問もなく使っていたけれど、私はそこに強い違和感を覚えた。
黒が好きな女子だって、赤が好きな女子だっているはずなのに、どうして男子は黒、女子は赤と決められているのか不思議に感じた。
その他にも銭湯ののれんや公衆トイレのマークなど、日常生活の中で「男性」と「女性」をはっきり意識することがあった。

最近はランドセルのカラーバリエーションが増え、水色や紺色など様々な色のランドセルを背負った子どもたちを見かけるようになった。

色が増えたことによって子供たちが自分の好きな色を選べるようになった利点もあるが、性別を超えた「自分自身の好きな色」を選択できることはとても良いことだと感じている。

幼少期に「男の子だから、女の子だから」という視点をできるだけ意識させないのは大切ではないだろうか。
子供の頃に受けた傷がトラウマとなって大人になってからも苦しめられる人がいるように、幼少期の体験はその人の価値観を形成する大きな要素になりえる。

性差を意識させないことは、その後のLGBT理解に大きくつながっていくのではないだろうか。
LGBTへの理解が少しずつ広まってきたとはいえ、セクシュアルマイノリティを差別もしくは嫌悪する人も多い。私はそういった人たちに理解をおしつけることは違うのではないかと思う。
LGBTへの理解を普及させながら、周囲からの冷たい視線とどう折り合いをつけていくのかが大切だと感じた。
誰もが「自分自身の好きな色」を胸をはって言えるような世の中にしていきたい。