LGBT当事者orアライによるレポート。今回はXジェンダー当事者の私が恋愛についての経験です。

自己紹介

私は、身体が女性で自認する性が中性のFtXです。恋愛対象は男性です。
ホルモン治療などは一切行っていないため、外見ではよく「ボーイッシュな女性」とみられることが多いです。完全に男性になりたいわけではなく、私自身はそれを言われて嬉しいのか悲しいのかよくわからないです(笑)。

今までの恋愛

最初にも書いたとおり、私は交際経験は男性としかありません。
ショートカットの女性が好きだった方で、私の性自認について話をしたこともありましたが、いまいち理解してくれていなかったんだと思います。

彼氏と彼女の仲なので仕方ないかもしれませんが、いわゆる女の子扱いされることが多く、あまり心地よさを感じられず、そんな理由などから結局別れることになってしまいました。
その方以降、お付き合いした方はいませんが、こちらが片思いしたことは何回かありました。同性も異性の方もいました。

好きになる側の辛さ

誰か好きな人ができた際、もしお付き合いできたら、デートに行けたら…といろいろと妄想するのですが、そのときにいつも考えてしまうことがあります。
それが、「あの人が私と2人で歩いていたら、周りにどうみられるのかな」ということです。男2人で仲良く歩いているように思われるのか、気持ち悪いと思われないか…など。

自分に自信がないことにも関係するのかもしれませんが、その方が、「気持ち悪い人と歩いている」と思われてしまわないかなとすごく心配になります。
そんなことを考えているからなかなか誘うこともできず、終わってしまうパターンが多いです。

好きになられる側の辛さ

なんだか贅沢な項目の名前ですが…(笑)。
好きになられて迷惑、と言いたいわけではありません。好意をもってもらうことはもちろん嬉しいのですが、相手の求めるような自分でないことにすごく辛くなります。

性格が男らしいんだと思います。可愛い性格でないことで、がっかりされてしまうことがありました。

まず、Xジェンダーを好きになる人がすごく少ないと思います。
好きなタイプの話をしていても、見た目についても中身についても男性らしい男性か女性らしい女性が好きな人が多くて、中性が好き!と言っている人はほとんどきいたことがありません。
なので、どっちつかずな私のことを好いてくれる人はいるのかなーと、最近はずっとぼんやりと悩んでいます。

それでもXジェンダーでいる理由

じゃあ女の子らしくなればいいじゃん、と考えたことは何度もありました。ただそれもできず、これからもずっとこんな感じなんだと思います。
ただXジェンダーであるということで、多くのセクマイの友達と知り合うことができたのは本当によかったと思っています。

先日MtXの人と話していて感じたのが、MtXでいるよりもFtXのほうが生きやすいということです。
髪の長い男性は校則や社会人のマナーとしてアウトと言われますが、女で髪が短くても特に咎められはしません。
もちろん生理や胸など自分の嫌なことはありますが、男性にも男性の嫌なところはあるだろうし、仕方ないかなと思っています。
LGBTを理解しようという流れが今起こっていますが、はやく男女以外の中性も認められていけばいいなと思います。