LGBT当事者orアライによるレポート。今回は日本の女子大でのトランスジェンダーの受け入れについてです。

2016年、アメリカの女子大が、生まれは男性の体だが女性として生きているトランスジェンダーの入学受け入れを決定しました。アメリカでは、すでに5校の女子大が受け入れを表明しています。

日本でも、トランスジェンダーで女子大学を希望する学生はいますが、認めている大学は現在ゼロです。
アメリカの女子大でトランスジェンダーを受け入れる流れを受けて、日本の女子大でもトランスジェンダーの受け入れが検討されると思われました。
しかし、2014年に実施された241大学へのアンケートでは、半数が「LGBTの学生から相談を受けたことがある」と回答したが、健康診断やトイレの使用などで「配慮をしている」と回答した大学は26%にとどまりました。このように、日本の大学はLGBTに対する配慮が欠けているというのが現状でした。

国内の女子大で、このままでいいのかという問題が意識されつつある中、日本女子大学がトランスジェンダーの学生を受け入れるかどうかの検討を(2017年の)新年度から始めることが決定しました。
これまでは、体の性が女性であることを前提に入学を進めてきた日本女子大学ですが、さまざまな性のあり方への認識が広がる中で、体の性が男性であるトランスジェンダーの方も受け入れる可能性が出てきました。
おそらくこの受け入れ検討は、日本の女子大で初めてのことで、歴史ある日本女子大学が検討を始めることで、他の女子大学にも大きく影響すると考えられます。

日本女子大学がこういった検討を始めることについて、トランスジェンダーの当事者から歓喜の声があがる一方、受け入れ態勢の構築を求める声もあがっています。
受け入れに対する課題はいくつかありますが、女子大の学生は、自由主義的な方たちが多い印象があるので、女子大からLGBTを支援しようという新たな風潮が生まれることや、Allyの人たちが増えることでLGBTに対する理解がさらに深まるといったところで期待できるのではないでしょうか。