米リサーチ会社ギャラップが実施した「自分の住む国がLGBTにとって暮らしやすいか?」を聞いた国際世論調査結果でオランダが1位にランクインしました。

83%の同性愛者が暮らしやすいという驚くべき結果が出ました。ランキングの上位は欧州各国が連なり、アフリカ各国が下位に並ぶといった結果で、日本は全123か国中50位でした。
今回はそんな「世界一LGBTに優しい国」と言われているオランダでの同性婚についてのことや、その具体例を紹介していきたいと思います。

オランダの同性婚に関する現状

2000年12月に同性結婚法が成立し、2001年4月1日に同法律が施行されました。
これは世界で初めて異性同士の結婚と同じ婚姻制度を導入した例です。ただ厳密には同じといえず、財産や相続、社会保障などは異性同士の結婚と同等の権利を持ちますが、海外から養子を迎えることが不可能であったり、永住権を持たない外国人はオランダで結婚できないなどの規制もあります。
世論調査を行ったところ、現在オランダの国民の85%~90%の国民が同性婚を支持している、毎年の結婚数75000組のうち3000組が同性婚であるという結果がでました。

同性婚の話の話からは逸れますが、オランダではカミングアウトする平均年齢は14歳と言われています。
14歳といえば、思春期の時期なので、オランダの教育機関でのLGBTの教育やサポート体制が整っていることが伺われます。

実際の様子

オランダ北部の街グローニングでギャラリーを営む、ヤンさんとサンドロさんカップルを紹介します。
二人は20代からゲイの人たちの権利獲得のための活動を続けています。2人は同性婚がオランダで施行された2001年に、お互いの家族が自然と受け入れる形で結婚しました。ヤンさんの小さな甥も、ヤンさんサンドロさんが結婚していることを誇らしく思っているようで、学校でも友達に彼らのことを男女の夫婦と同じように紹介しているそうです。
これは二人が結婚した当時の社会とは全く違っていて、子どもたちの世代が、同性婚を普通のことだと思っているようです。

他にも、電車で久々に会った男女の会話で、女性が結婚する旨を伝えた所、男性が男性と女性どっちと結婚したのか、といった会話が普通にあるということです。

日本でも渋谷区でパートナーシップ制度ができる、同性婚に関する動きが広まっていますが、オランダみたいに同性婚と異性婚を同等に見る世代が出てくるにはまだまだ時間があかかりそうです。