LGBT当事者orアライによるレポート。

LGBT市場という言葉を見かけることが、だんだんと増えてきました。「金儲けのためにLGBTを利用している」と捉える方もいますが、私はそのような悪い面だけではないかと思います。市場として存在するのであれば、そこに対して何かしらのマーケティングが行われます。その結果として、LGBTにとってよりよい商品やサービスが提供されるでしょう。
今回は旅行業界におけるLGBT市場というところで書きたいと思います。

ゲイパレードというイベント

ゲイパレードは、現在多くの国や地域で行われています。日本でもGWの最終日に、TOKYO RAINBOW PARADE2017が行われました。今年の来場者は合計10万人を突破したということで、いまやLGBT以外の人も訪れるイベントになってきています。

マドリードの例

スペインの都市、マドリードでは、毎年夏にLGBTのイベントが行われていますが、去年に行われたものだと、1.5億ユーロ(約187億円)の収益があったそうです。今年も6月下旬から7月のワールド・プライドの時期に開催がされる予定ですが、300万人の来場者と去年以上の収益が見込まれているとのことです。

専門家によると、ダブルベッドの部屋を同性同士で予約可能にする、このような小さな配慮だけでも収益に旅行の満足度に関係してくるだろうということです。確かに同性カップルにとっては、同性での予約が可能と明言されていたほうが、利用しやすいですよね。

実際にアメリカの会社の調査だと、LGBTフレンドリーを打ち出しているホテルが、住所や価格などにおいて他のホテルに勝っていなかったけれども、フレンドリーであることを打ち出してから同性カップルからの予約が増加したそうです。

最後に

たとえばホテルで2名1室の予約に関して言えば、LGBT専用!としてしまうのは、私はよくないと思います。あくまでLGBTであるかどうかを区別せずに、異性同士でも同性同士でも変わらずご利用できますよという文言を添えるだけでいいのではないでしょうか。

今後日本のゲイパレードもどんどんと大きくなっていくことが予想されます。より多くの関心が集まり、さらに生きやすい社会になっていくことを望んでいます。