LGBTが取り扱われている映画や漫画などが多い時代になりました。今回は、公開後、日本でも話題になった洋画『チョコレートドーナツ』を紹介します。

概要

舞台は1970年代のアメリカで、実話をもとに制作されています。主人公の男性でゲイであるルディは、同じくゲイのポールと知り合い、交際し始めます。ちょうどそのころ、ルディの家の隣に住むダウン症の子供、マルコを引き取ることになります。マルコを両親が男性2人であることは、当時のアメリカで簡単に認められることではありません。マルコを引き取るまでの過程を細かく描いています。

当時のLGBT

現在はアメリカ全土で同性婚が認められていますが、40年以上前は当然認められていません。ポールの働くゲイ男性のストリップバーは目立たない場所でひっそりと運営されていますし、ゲイへの世間の目は厳しかったです。

養子をとるということ

 養子に迎え入れるにあたっては、男女の夫婦であっても、法的な手続きを踏まなければいけません。実親の承認はもちろん、養子を迎えて育てていける環境があるかなども見られます。そこに男性同士であると言う事実が加わることで、さらに困難になります。

『チョコレートドーナツ』が描いているもの

LGBTと障がいという思いテーマを扱っていますが、この作品が評価されたのはそこではありません。あくまでその2つを材料としながら、家族とは何か、について問いかけているのがこの作品だと思います。

マルコは2人の父親を愛し、2人もまたマルコを愛しています。しかしその「愛」だけでは家族として成り立たないのが、現実の厳しいところです。立ちはだかる様々な壁を乗り越え家族という形を手に入れること、その難しさがすごくリアルに描かれています。

最後に

ネタバレは極力含まないように注意しましたが、作品の魅力は伝わったでしょうか。私がこの映画を見たきっかけは友人に「ゲイがテーマの作品がある」と教えてもらったことでした。レンタルショップや動画配信サービスで既に見れるかと思いますので、気になる方はチェックしてみてください。

映画『チョコレートドーナツ』 オフィシャルサイト
http://bitters.co.jp/choco/