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神奈川県で同性パートナーも
手術同意書にサイン可能に

神奈川県横須賀市の市立病院が「同性パートナーも手術同意書にサインできる」指針を定めました。
今まで「親族」に限られていた手術同意書へのサインを同性パートナーにも認めたことはとても画期的なことですが、反面問題も多く残されているようです。

そもそも「手術同意書」とはなにか

病院などで手術を受ける際には、親族による「手術同意書」が必要になります。
しかし、実はこの手術同意書、明確に法律で定められているわけではありません。

ではなぜ手術同意書を求めるのか。病院が手術同意書を求める主な理由は、安心したいから。

手術同意書に「万一、手術により完治しなくても、一切異議を申立てません」といった文言が入っているように、何かあった場合に損害賠償支払請求訴訟されることを防ぎたいといった意図があります。

また、本人が手術や入院費用を支払えない場合は、代わりに支払うことを確約させるといった意図もあります。

なぜ「親族」に限っているのか

手術同意書にサインをする際には、手術の内容や起こり得るリスク等の説明を受け、理解した上で同意すること、本人が手術や入院費用を支払えない場合に代わりに支払いすることを了承するよう求められます。

本人の健康やお金の問題なども関わってくるため、病院側はできるだけ安心できる親族に限って手術同意書へのサインを求めているのです。

神奈川県が定める「同性パートナー」
の条件を疑問視する声も

同性パートナーによる出術同意書のサインを認めるとした神奈川県の市立病院では、同性パートナーについて以下の条件を定めています。

・3年ほど一緒に過ごしている
・周囲からパートナーとして認められている

このうち2つ目の「周囲からパートナーとして認められている」というのが同性カップルにとって難しい条件になることがあります。

周囲から認められているかを確認するために、病院は家族に電話で確認することになります。
しかし、家族に認められていない場合や、家族にカップルであることを話していない場合は、確認を取ることが非常に難しくなるのです。

また、この確認方法では「あくまで親族の意思が優先であり、同性パートナーはその代理に過ぎない」というような印象を受けます。

そのため、この条件では実際には利用できないといった意見もでており、まだまだ問題も多いのではないかと言われています。

神奈川県の取り組みは問題点もあると言われています。
しかし、LGBTの理解を広めることにはつながっているのでは?
LGBT当事者の意見も取り入れながらさらによりよい形になっていくことを期待します!

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この記事を書いた人

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こあせんせー
早稲田大学法学部卒のストレートアライ。
時事ネタ、法律関係が得意。趣味は将棋とモノポリー。