就職活動は、毎年何万もの学生が一斉に行い、毎年同じように繰り返されていると思われることが多いですが、実際には変化をしています。今回はこれから就活を控えている人向けに、就活の概要をお伝えしようと思います。

就活のスケジュールは年々変化している

就活は、大学卒業後4月から就職する企業に出会うために行う活動です。しかし企業側の活動の開始時期は、年々変化しています。

企業は新卒の学生を採用する人数や、雇用条件、選考の方法等を毎年計画しています。この情報を解禁してもよい、とされる時期は決まっています。

2015年4月入社の学生までに関しては、12月が情報の解禁日でした。そのためそれまでに学生は各自準備をし、翌々年4月の就職に向けて活動をしていました。このような決まりは、日本経済団体連合会(通称経団連)が定めています。

現在は、12月に解禁すると、学生の本分である学業の妨げになる、という理由から、3か月後の3月に時期が変更されました。これは来年4月入社の学生を対象にしている今年度も同様です。

3月の情報解禁のあとは、選考解禁が6月にあります。これも経団連によって定められています。原則として、6月より前に学生を選考することはしてはいけないということです。

そして10月1日には、企業が学生に内定を正式に出すことができます。10月以前に内定をもらった、という人がいますが、これは正確には内定を出すという約束で、内々定と言われています。

インターンシップが増加

就活の時期が遅くなると言うことは、情報解禁日から内定式の10月までの時間が年々減っているということです。学生にとって短期決戦になるということは、企業にとっても学生を集める、選考する時間が減っているということです。そこで企業は通常の選考とは別に、様々な取り組みを行っています。その1つがインターンシップです。

インターンシップは就業体験とも言われます。学生が実際に企業で働くイメージを持ったり、企業選びの参考にするために参加します。企業側は実際の選考ではないため、合否や内定出しはもちろんしませんが、1つの選考のツールとして実施している場合がほとんどです。

インターンシップについては、具体的な時期は定められていません。はやい場合は大学1年や2年生で参加することができるものもあります。2019年卒就活生向けには、3年生の夏休みに行う企業が多いです。

数週間や数か月に及ぶインターンシップもありますが、最近は実施企業も増え、学生に参加しやすくするために短めのインターンシップを実施する企業が増えています。
経団連では2018年卒の就活生向けには、5日以上のインターンシップを加盟企業に求めていましたが、2019年卒の就活生向けには、1日のみのインターンシップ(ワンデーインターンシップ)を認めることにしました。

実際の就活スケジュール

上記のスケジュールは大企業が中心の経団連が定めているルールです。経団連に加盟しない企業もこのスケジュールに則ることが望ましいとされていますが、外資系企業や中小ベンチャー企業などを中心に、このスケジュールより前倒しで採用活動を開始する企業はたくさんあります。

3月や6月に就活を開始してみたら、公にはされていないものの既に企業の採用がほとんど終わっていた、という場合もあります。

就職がしやすくなったとはいえ、希望に合った企業から内定を得るのは簡単なことではありません。就活は早めの動きだしが大切です。

 

LGBT就活生の就活スケジュールは?

当然ですが、LGBT就活生も上記のスケジュールにのった就活を行っていくことになります。

自分のセクシュアリティに悩み、どんな企業や職場がいいのかイメージがつかず就活に積極的になれないLGBT就活生もいます。ほかの就活生よりスタートが遅れてしまっている人もいます。
確かに、LGBT就活生にとっては企業選びが難しく感じることは多いと思います。だからこそ3月解禁を待たずに早めに行動をとることをおススメします。

インターンシップにいって、企業や社会人というのに触れて、自分なりの職業観をもてるとよいと思います。

またトランスジェンダーの就活生の中には、学生時代に手術などを考えている人もいるかと思います。その場合には就活の時期と重なるケースもよくあるので、それも早めに考えて動き出したほうがいいかもしれません。