就活というのは、基本的に誰もが初めてのできごとです。しかも毎年、スケジュールや市場の流れが変わりどうすれば良い就活ができるのか、みなさん悩みます。

そんな悩みを少しでも解消するために、LGBT就活の先輩の体験談を3回にわたってお届けしています。今回は特にLGBTということに関連して、就活をどう乗り越えたかをご紹介します。

Sさん。FTM。女性のスーツがきれない!就職先はありますか?

私の就活のスタートは4年生の4月です。それまでナビに登録して企業情報を見たりはしましたが、実際にインターンシップや説明会には全くいきませんでした。

私はFTMトランスジェンダーです。性自認は高校生のときです。周りの親しい友人にはカミングアウトをしています。就活になると、みんな黒いリクルートスーツを着ますよね?あれがどうしても耐えられませんでした。就活の一瞬なら我慢できるかもしれませんが、企業に入ったらずっとそういう生活になると考えると無理でした。だから就活をするなら、男性として面接にいくんだろうな、と何となく思っていました。

でも実際に、男性として受けることは難しく、それを認めてくれる企業があるとも思えないので、就活はまったくやっていませんでした。

4年生の4月にLGBTに特化した就活イベントがあり、そこに初めて参加してみました。そこには私のように悩みを抱えたLGBT就活生がたくさんいました。その人たちを話をして、またLGBTにフレンドリー企業の話をきいて、もしかしたら私でも受けられる企業があるかもしれないと思い、やっと就活をスタートしました。

実際に初めて見ると、LGBTフレンドリーな企業は多くはないです。でもありました。LGBTフレンドリーだからといってそれを理由に志望すると、面接で落ちました。数は少ないですがLGBTフレンドリー企業の中で自分が興味を持てて、働きたい!と思う企業探しをずっとして、最後に見つけた会社に、働きたいという想いを一生懸命面接で伝えたら内定がもらえました。

一年前には就活を諦めていた私が、今は自分の納得できる企業に内定をもらっています。

Yさん。パンセクシュアル。LGBT専門の紹介会社にお世話になりました

私はLGBTに専門特化した人材紹介会社にお世話になりました。LGBTフレンドリー企業に就職しよう!と強い思いを持っていたわけではないのですが、たまたま就職エージェントの人の話を聞く機会があり、せっかくならLGBTはもちろん、いろんな人が働きやすい環境をつくっている企業に就職したいと思うようになりました。

このエージェントはLGBTに専門特化しているので、就職先企業の、社風やダイバーシティに対する考え方などの情報をいろいろ教えてくれました。ナビとかホームページを見ていてもLGBTへの理解があるかどうか、実際のところはどうか?などは分からないので、そういう情報を教えてもらえたのはとても良かったと思っています。

あとは、エントリーしたい企業を見つけても、内定を取らないといけません。履歴書とかエントリーシートを何度も直していただきました。面接の練習もやっていただきました。

就活は自分一人で頑張るものという人もいると思いますが、自分だけではできないことを助けてもらえたので、とても感謝しています。

 

3回にわたり、2018年卒業のLGBT就活の先輩の体験談をご紹介しました。就活に向けて自分は何をやればいいのだろう?LGBTという部分は就活でどうしよう?内定をとるために何をしよう?
今回ご紹介した6人の先輩はいずれもNijiリクルーティングの就職サービスを利用されました。自分で就活を進めると同時に、悩みや自分一人ではできないことがあれば、気軽に相談してみてください。