MTFの就活生には、一般的な面接対策や志望動機の書き方に加え、MTFの就活生ならではの就活の悩みがあります。

前編では、MTFの就活生のOさんにお話を伺い、応募時のエントリーシートの書き方や面接、カミングアウトのタイミングなどにお伝えしました。

今回は、どのような企業から内定をもらい、就職を決めたのかについてのインタビューをお伝えします。

就職先はLGBTの取り組みをしていないITベンチャー企業でした

内定は2社から頂きました。就職を決めた先は、30名程のITベンチャー企業です。4月からは3ヶ月の研修期間を経て、エンジニアとして働きます。

私服OKの企業ですが、MTFの採用は私が初めてで、特にこれまでLGBTに関する取り組みをしているわけではありません。

ですが、私が入社するにあたり、社内向けのLGBT研修を実施してくれることになりました。また、ゆくゆくは性別適合手術も受けたいという旨を伝えたところ、いつでも相談してほしいと答えてくれました。最終的にはこの言葉が内定承諾の決め手でした。

現時点でLGBTに関する取り組みをしているわけではないですが、状況や必要に応じて私の声を聞きながら、できることをやろうとしてくれていることが嬉しかったです。これから先、MTFであるということが理由で一筋縄ではいかないこともあると思いますが、相談できる人がいるというだけで安心感が違いました。

MTFの就活生へのメッセージ

MTFとして無事に就活を終えた今だからこそ、これから就活ピークを向かえる同じMTFの就活生に伝えたいことがあります。

MTFの就活はその他多くの就活生と比べると確かに大変さはあると思います。だからこそ、事前準備をしっかりと行い、多くの企業をみて、自分に合った企業をみつけることです。

そしてなにより1番大切なことは、前向きな気持ちで、諦めずにいることだと思います。

すでにLGBTに関する制度がある企業はまだまだ少なく、数えられる程だと思います。ですが、今はLGBTに関する取り組みがなくても、社風としてLGBTに対して柔軟に考えられる企業はたくさんありそうだと就活を通じて感じました。

今回お伝えした私の就活体験を参考にしてもらえればと思います。

自分に合った就活の方法を見つけ、多くの人が自分らしく働ける企業に出会えるといいなと思います。