トイレや服装など、ハード面での悩みも多いトランスジェンダーの就活生の中にも、「自認する性別のスーツを着て面接に行っても大丈夫なのか、、、」「困った顔をされないか、、、」と不安な気持ちが強く、自分らしく働くことを諦めている人もいるかもしれません。

前回に引き続き、カミングアウトをして就活をしていた社会人のOさん(FTM)の体験談をご紹介します。

▼前回の記事はこちら

【LGBT就活ノウハウ】カミングアウトをして就活をした理由~FTM就活生の体験談~【前編】

就活のアドバイスはどのようなものでしたか?

自己分析をもう一度してみて、やってみたい仕事や将来のイメージをしてみようというものでした。

確かにいままでは「LGBTフレンドリーである程度福利厚生がちゃんとしていれば、どこでもそれなりにやっていけそう」くらいにしか考えていなかった自分がいました。そこでどのように活躍したいか?やキャリアイメージなどはほとんどできていなかったと思います。

また、面接官はどんなところをみているのか?という話をしてもらい、面接官が求めていることと自分自身がPRできていることとの差も感じました。

LGBTフレンドリー以外の軸はどのようにしてつくりましたか?

まずは、自己分析を改めてやりました。過去・現在、とくに未来について考えてみました。

未来について考えるにあたって、世の中にはどんな社会人がいるのか?本を読んだり、これまでの説明会や面接などで働いている人の話を思い出しながらイメージを膨らませました。

また、Nijiリクルーティングのキャリアアドバイザーの方に「この会社に入ったら、こんな風に仕事ができるよ」というようなアドバイスをもらうことで、面接でいままで以上に具体的な志望理由や将来について話すことができるようになりました。

FTMとして活動した就活を振り返ってみて

最初は、「LGBTに理解のある企業であること」にとらわれすぎて、自分が何をしたいのか?を想像することができておらず、志望動機が弱くなってしまったり、将来について聞かれたときに上手く話せなかったりしたため、なかなか内定を得ることができなかったのだと思います。

でも、それもしかたなかったと思います。自分はFTMであり、なかなか周りにFTMで働いている大人もいなかったので、イメージができなかったのも事実です。

一方で、NijiリクルーティングさんのようなLGBTフレンドリーな企業の求人を紹介してくれるサービスに出会ったことで、自分のやりたいことを軸にしようと思うことができ、今まで以上に自信をもって就活を取り組むことができました。結果的に心からここで働きたいと思える企業から内定を得ることができました。

FTMの2019年卒就活生に向けてメッセージをお願いします

FTMの就活生の場合、「LGBTフレンドリーであること」を就活の軸にしている方も多いと思います。でも、その軸だけではなかなか内定までは難しいかもしれません。働くことに照準を合わせた軸も持てるといいと思います。

最近では、LGBTダイバーシティを打ち出している企業も増えてきており、LGBTフレンドリー企業を紹介してくれる就活支援サービスや、求人サイトなどもあるので、上手く活用しながら、自分に自信をもって就活に取り組んで欲しいと思います。