いよいよ3月になり、大手就活ナビサイトがオープンしました。早速、説明会にエントリーをしたLGBT就活生も多いと思います。
前回は、説明会前に行っておくべきこととして、効率的に就活を行うポイントと企業理解を深めるためのコツについてご紹介しました。
▼前回の記事はこちら
【LGBT就活ノウハウ】説明会前に必ずやっておくべきこと【前編】
今回は説明会前におこなっておくことで好印象につながることについてお伝えします。
説明会でする質問を予めいくつか用意しておく
説明会での質問は、会社情報を増やす重要なものであると同時に、自分自身を人事担当にPRする材料になることもあります。そこで、説明会では積極的に質問できるよう事前にいくつか用意しておきましょう。
その際に気をつけたいのが、質問内容です。
<説明会ではあまり聞かないほうがいい質問例>
・休日日数について
基本的な休日制度については、求人情報に記載されています。そのうえで休日について質問をすると、「働きたいより、休みたい気持ちの方が強そう」というイメージを抱かれてしまうため、避けた方が良いでしょう。残業なども同様です。
・福利厚生について
「自分が受ける待遇」を最も重要視している人という印象を与えかねません。求人情報に記載されている以外の福利厚生については、内定後に確認のために聞くまで留めておくようにしましょう。
FTMやMTF就活生の中には、性別適合手術のための休暇が取れるかどうかを知りたいという人もいるかもしれません。この場合でも、まずは仕事に直接関連するような質問をするようにしましょう。内定承諾前に確認をするのでも遅くはありません。
「質問はありますか?」という問いに対して、最もタブーな回答は、「先程説明して頂いたので特にありません」です。相手に興味があるということを伝えるためにも、質問は必ず用意しておきましょう。
先輩が実際に行っていたLGBTに理解のある企業かを探る質問はコレ!
説明会でLGBTの取り組みについて質問することは、アウティングなどに繋がる恐れがあるため、躊躇してしまうというLGBT就活生は多いです。一方、LGBTに理解があるかどうかをできれば入社前に知っておきたいという気持ちもあると思います。
実際、カミングアウトをせずにLGBTに理解のある会社に入社した先輩が説明会でしていた質問は、「ダイバーシティについて聞いてみる」です。以前は、外国籍の人や障害者、女性の活躍推進に重きを置く企業が多かったですが、最近では、就業規則の中に性自認・性的指向について明記する企業も増えてきました。
就活生が思っている以上にLGBTダイバーシティを経営課題として考えている経営者は多いです。LGBTの活躍推進という限定的な問いではなく、幅広い意味でのダイバーシティについて質問をしてみることで、その企業の考えや実態を知ることができると思います。