2019卒の就活生の皆さんは、いよいよ説明会に参加をしたり、志望企業にESの提出を行ったりと、就活本番を迎え、忙しい日々を過ごしていると思います。中には既に内定を獲得し、入社する企業が決まったという就活生もいるかもしれません。

今回は入社後に後悔しない就職先を見つけるためのポイントを先輩の体験談を交えながらご紹介します。

就活生時代は大手志向だったというKさん(ゲイ)の就活体験談

一浪して早稲田大学に入学したKさん。セクシュアリティはゲイです。就活生時代は、周りの就活生の影響で、大手商社を中心に有名企業を複数社受けていました。ES(エントリーシート)で落とされてしまうこともしばしばあったようですが、それでも最終面接には5社進み、内定は3社からもらったそうです。その中でも最も有名な商社に入社を決意し、現在は営業職として働いています。

一見、順風満帆な社会人生活を送っているように見えるKさんですが、実際は新入社員研修を終えた頃から悩んでいると言います。理由は、社風(人間関係)が全く合わないことでした。

営業職として働いているKさんですが、社内には個人成績が貼り出され、達成していない社員は朝礼にて達成できない理由を述べ、改善策を発表するという恒例行事があるそうです。研修時からその光景を目の当たりにし、本当にこの会社でよかったのか、、、と後悔をしたといいます。

また、付き合い残業や上司との飲み会・接待などが連日連夜あり、ゲイで男性のパートナーがいるということが言えずに、彼女がいると話していたところ、「写真を見せてみろ」と言われ、見せないと「お前はつまらない。営業としてそれでいいのか?」と言われたそうです。結婚や恋人の有無がキャリアに影響するという話を聞いたことはあったようですが、まさか自分が入社する会社がそうだとは思っておらず、入社前に社風や人間関係について詳しく調べておけばよかったと話しています。

現在、Kさんは働きながら転職活動をしています。営業職という仕事は好きなため、経験を活かせる且つ社風や人間関係が自分に合うところであることを軸に、できればゲイであることをオープンにできるような企業を求めて活動中です。

先輩の就活体験談から学ぶ後悔しない就職先を見つけるためのポイント

企業規模で就職先を選ぶこと自体は間違っていることではありません。一方で、なぜこの規模がいいのか?を将来のキャリアイメージを意識して、自分自身が納得できるようにしておくことは大切です。

また、本当に自分自身が大切にしたい価値観な何か?を整理しておくことも重要です。Kさんは入社後、企業規模よりも社風や人間関係が本当に大切にしたい価値観であることに気が付きました。ゲイであることを言えないことがこんなに辛く、面倒なものだとは思っていなかったともKさんは話していました。

カミングアウトをするかしないかは個人の自由ですが、ゲイなどの性的指向の場合、カミングアウトしなくても問題なく働けるのではないかと考える人がいます。実際、カミングアウトせずに働いている人の方が多いです。

一方、Kさんのように連日連夜パートナーについて聞かれる社風の企業では、ゲイであることを隠すことが過度なストレスに繋がる人もいます。快適な職場環境は働いていくうえでとても大切です。LGBTの就活生は、先輩の体験談を参考にしてみてください。カミングアウトしてもしなくても働きやすい企業をみてみることで、自分の価値観に本当に合った企業がみつかるかもしれません。

 

次回は、社風や人間関係を重視して就職先を決めたBさん(FTM)の事例をもとに、後悔しない就職先を見つけるためのポイントをお伝えします。