就活の選考方法のメインである面接。その面接でよく聞かれる質問についてご紹介しています。

前回は、就活時にもっともよく聞かれる『志望動機は何ですか?』という質問とその対策のご紹介でした。

▼前回の記事はこちら
【LGBT転職就活ノウハウ】LGBTフレンドリー企業の取り組み事例【前編】

 今回は、志望動機と並んでよく聞かれる『学生時代に力を入れたことは何ですか?』についてご紹介します。

就活面接質問2 学生時代に力をいれたことは何ですか?

「学生時代に力を入れたこと」を質問する採用担当者の意図は、就活生の価値観や性格を知りたいのと、この質問を通じて就活生のポテンシャルをはかりたいからです。

学生時代に力を入れたことの回答として多いのが、「サークル活動、留学、アルバイト、部活、ゼミ」です。

この内容を伝えるにあたって、何をしたのか?という点を伝えることは当然ですが、それと同じくらい「なぜそれをしたのか?」ということが大切です。

例えば「オーストラリアに2週間留学にいきました」という内容自体は、それほど目新しいものではありません。この留学にいった動機が、大学で毎年行っている交換留学の制度に応募したのか、周りの仲の良い友達が行くから一緒にいったのか、以前からオーストラリアの移民文化に興味があり多様な人との交流を図りたくて自分でアルバイトをしてお金を貯めたのか、では受け手の印象はかなり異なります。

なぜそれをしたのか?という動機は、つまりどんなことに対して頑張るモチベーションがあるのか?ということなので、就職した後にどんな仕事に頑張れるのかを見ることにつながります。

履歴書や面接では数字で語りましょう

 「学生時代に力を入れたこと」を説明する際には、なるべく具体的に話すことが大切です。「オーストラリアに短期留学をして多くの外国の人と知り合いになりました」ではなく、「オーストラリアに2週間の留学をしました。20か国の人と知り合いになりました」というほうが、より具体的なイメージが伝わります。

アルバイト経験は要注意

アルバイト経験について話す就活生もたくさんいます。このとき気を付けたほうがいいのが「アルバイトで売り上げを●%伸ばした」というような実績を語る場合です。部活の話などと異なりビジネスの話に近いだけに、話を聞く面接官もイメージがしやすく、それだけに実績が凄ければ就職後も直接仕事ができそう!と思う反面、ビジネスレベルで話を聞いてしまいやすいので、アルバイトの成功体験を薄く感じてしまいやすいです。実績をアピールするより、そこにいたるまでの工夫や思考を伝えるようにしたほうが評価されやすいです。

LGBTに関連する話はNG

LGBTフレンドリー企業などに対してカミングアウトをして就活をする場合には、LGBTに関連する内容を話すことは全く問題はありません。

LGBTというセクシュアリティについてカミングアウトをせずに就活をする場合に、学生時代の話がしにくいというケースがあります。

LGBTに関連するセクマイサークルを立ち上げて普及した、FTMトランスジェンダーで手術費用を稼ぐためにアルバイトを一生懸命した、トランスジェンダーだからこそ興味がありゼミでジェンダー論について勉強した、などの話があります。

このようにLGBTに関連する内容については、カミングアウトをせずに就活する場合には、完全にその話題に触れずに、他の話を膨らませて話すという方法があります。ただこれは実際に一番力をいれてやったことではないので、内容が薄くなり自己アピールにつながらない懸念があります。

また、力をいれたこと自体はそのまま話すのですが、肝心のセクシュアリティに関係するところだけ隠す場合もあります。トランスジェンダーの手術代を稼ぐというのを、生活のために自分でアルバイトをして稼ぐ、というような置き換えをするケースです。

これで面接は通過できるかもしれませんが、小さな嘘をつくというのはストレスにつながりやすいです。

この質問に対する回答も正解はありません。ただしほとんどの企業で聞かれる質問ですし、どの企業の面接でも同じ回答ができるので、しっかり準備して就活に臨みましょう。