1c81e115e315018f8344899abe3c3178_s

「面接でセクシュアリティに関わる質問をされ困った」という経験を持つLGBT当事者は少なくありません。

今回は、なぜ企業側はセクシュアリティに関わる質問をするのかについてお伝えします。

企業はなぜ面接でセクシュアリティを質問するのか?

就活でも転職でも面接において、「してはいけない質問」を厚生労働省が定めていることをご存知でしょうか。
下記のような項目で採用において差別をしないようにするために、質問してはいけないとされています。

公正な採用選考の基本(3)

<a.本人に責任のない事項の把握>
・本籍・出生地に関すること (注:「戸籍謄(抄)本」や本籍が記載された「住民票(写し)」を提出させることはこれに該当します)
・家族に関すること(職業、続柄、健康、地位、学歴、収入、資産など)(注:家族の仕事の有無・職種・勤務先などや家族構成はこれに該当します)
・住宅状況に関すること(間取り、部屋数、住宅の種類、近郊の施設など)
・生活環境・家庭環境などに関すること

<b.本来自由であるべき事項(思想信条にかかわること)の把握>
・宗教に関すること
・支持政党に関すること
・人生観、生活信条に関すること
・尊敬する人物に関すること
・思想に関すること
・労働組合に関する情報(加入状況や活動歴など)、学生運動など社会運動に関すること
・購読新聞・雑誌・愛読書などに関すること

しかし、現実には面接において上記に関わる質問をされることはあります。

企業がその質問をする理由は、応募者の人となりを知りたいと思っているからです。
例えば、「尊敬する人物」とその理由を聞くことで、その人がどのような価値観を持っているか知ることができます。

彼氏、彼女の有無や、結婚の予定についても、その人がどのような人物で、どんなキャリアプランを考えているのか知るために質問している場合があります。

これらの質問は、セクシュアリティにも関わることなので、答えたくない場合は答えなくてもかまいません。

質問から企業姿勢を判断する

企業が面接で様々な質問をするのは、応募者の人となりを知り、採用すべき人材かどうかを判断するためです。
セクシュアリティに関する質問はデリケートです。悪気がない場合も多いですが、LGBT当事者にとっては傷ついてしまうこともあります。

さらに、面接でカミングアウトした場合の企業の対応にはいろいろなパターンがあります。
面接官が興味本位でセクシュアリティについていろいろと聞く
・あまり知識がないのになんとなくで話を合わせている
・驚いてしまう
というようなケースもあります。

企業では人事部や、採用担当者にLGBT研修やセミナーを実施しているフレンドリー企業もあります。
面接官の対応は、その企業の実際の社風を知るための判断材料になり得ます。

面接は、求人企業が人材を選ぶ場であると同時に、転職希望者や就活生が就職先を選ぶ場でもあります。

事前に、対応をシミュレーションして面接に臨みましょう。