突然ですが、今、在職している企業の「働きやすさ」について、考えたことはあるでしょうか?

実は、いま現在、在籍している企業が「働きやすい」と考えているLGBT当事者の割合は、5割程度。

今回は、LGBT当事者にとって、働きやすい企業の探し方についてです。

LGBT当事者の勤続意欲

働いているLGBT(セクシュアルマイノリティ)当事者と非当事者に勤続意欲に関する調査を行ったところ、非当事者で「この会社で続けて働きたいと思う/やや思う」と回答した人が68%、「思わない/やや思わない」と回答した人が17%であるのに対し、LGBT(セクシュアルマイノリティ)当事者はそれぞれ50%、29%という回答で、勤続意欲が低い傾向にあることが分かっています。(引用:著書「職場のLGBT読本」)

仕事のやりがいはもちろんのこと、職場の人間関係やLGBTに対する理解があるかどうか、差別的言動などが勤続意欲に大きく影響を与えていると考えられます。

LGBT当事者にとって働きやすい企業とは?

(一例)

・LGBTハラスメントに関する研修を受けている
・通称名の利用が可能
・婚姻の有無による評価の差がない
・カミングアウトして働いている先輩社員がいる
・カミングアウトしてもしなくても対応が変わらない

2017年1月に改正セクハラ指針が執行され、LGBTなどセクシュアルマイノリティに対するセクハラにも対処が必要と明記されたことをきっかけに、従来行っていたハラスメント研修の中にLGBT関する項目を追加した企業が増えています。このような取り組みを行っている企業は、LGBT当事者に対する偏見や差別をなくし、働きやすい環境をつくることを目指しているため、働きやすい環境である確率が高いです。

また、現在働いているLGBT当事者の中には、「職場でカミングアウトをするなんて考えたことがなかった」という方も多いのではないでしょうか?事実、職場でのカミングアウトはここ数年で増えてきており、20代後半以降の方であれば、考えてもみなかったことかもしれません。

LGBTであることをカミングアウトしている社員がいるという企業は、大手以外にも比較的平均年齢が若く、20代前半の社員が多いようなベンチャーまたは中小にもあります。そのような職場では「男女」や「異性愛」だけでなく、様々なセクシュアリティが存在していることが当たり前という価値観がある傾向が高く、カミングアウトしてもしなくても働きやすさに影響がありません。

LGBT当事者にとって働きやすい職場の探し方とは?

LGBTフレンドリー企業といっても、取り組みは様々です。また、業界や職種、企業規模、社風によっても、自分に合うかどうかは人によって異なります。

今回は、LGBT当事者にとって働きやすい職場の傾向をご紹介しましたが、「LGBTならではの企業に求める条件」だけでなく、「LGBTであるかどうかにかかわらない仕事に求める条件」とのバランスを大切に、自分にとって働きやすい企業をみつけていくことをオススメします。