20代の転職希望者の中には、就活をして新卒で入社したものの、仕事内容や社風など自分が思っていたのと違い、早めに転職を考える人もいます。入社した企業のLGBTに関する対応や価値観が合わずに、やむを得ず転職を考える場合もあります。

そんなときに、それまでの経験を生かした転職をする方法もあれば、思い切ってキャリアチェンジをする方法もあります。キャリアチェンジをする場合には、面接の場でそれまでの経験をアピールしにくいので、資格の取得が役に立つ場合もあります。

今回は20代LGBTが転職する際にどんな資格が役に立つのか、業界や職種を絞ってご紹介します。

専門性を発揮できる医療業界

専門性の高い業界では資格を必須条件としているケースが多いです。

医療業界で使える資格としては、薬剤師、登録販売者、MRなどがあげられます。薬剤師の資格は国家資格で大学の薬学部を卒業したうえで薬剤師国家資格に合格する必要があります。合格率は70~80%と高いですが、薬学部卒業という点で取得は大変な資格です。

ただ取得が難しいだけ人、薬剤師になれば、調剤薬局、ドラッグストア、製薬会社、病院など求人に応募ができ、就職先は幅広い資格です。

登録販売者は、国家資格の中では比較的取得の難易度が低いと言われており、合格率は50%を切るくらいで推移しています。登録販売者の資格を取得すれば、ドラッグストアなどで一般用医薬品の販売が可能となるので、求人数は比較的多い資格になります。

MRの資格は疾病や治療、薬理学など医薬品全般にわたる内容で合格率は80%前後になっています。主に製薬会社などで働きながら取得するケースが多いです。

医療業界は、LGBTという点においても理解の高い企業や職場が多く、LGBT当事者も働きやすい環境が多い傾向があります。

事務職経理職に役立つ資格

事務職や経理職で役に立つ資格といえば、日商簿記が挙げられます。日商簿記1級もしくは2級を必須条件や歓迎条件としている求人も多くあります。

経理業務は比較的、どの企業も近い業務を行うので、前職での経験が新しい職場でも生かしやすく、資格の有無とともに転職のしやすい職種といえます。

日商簿記2級の合格率は30%程度なので、それなりに勉強が必要です。1級はかなり難易度が高く、求人条件も2級を求めるケースのほうが多いです。

事務職全般でいえば、MOS資格もあります。これはマイクロソフト社が実施している試験で、WordやExcelなどマイクロソフト社のOffice製品の利用スキルを客観的に評価するものです。

多くの企業がこれらのソフトウェアを使って仕事をしているので、資格取得だけでなく実際に業務にも役に立ちます。ただこの資格だけで転職をするにはやや難しい資格でもあります。

より難易度が高い資格になりますが、社会保険労務士や税理士資格などを取得できれば転職にはかなり有利になります。

 

LGBT転職者にとって資格取得のメリットとしては、専門性が高く資格が仕事に直結するような企業では、仕事内容や成果で評価がされやすいので、LGBTというセクシュアリティはあまり問題にされにくい傾向が強いというものがあります。