株式会社Nijiリクルーティングではこれまで2000人以上のLGBT当事者のかたの就活や転職の相談を受けております。

その中で、今回はゲイの当事者の就活や転職、求人企業に対する考え方のアンケート結果をご紹介します。

ゲイは就活より転職の相談で割合が増える

就活時の相談に関してLGBTの中で一番多いセクシュアリティはトランスジェンダーです。ゲイの就活生の割合は18%にしかすぎません。ところが転職の相談においてはゲイの割合が38%と急増します。

これはゲイだけに限りませんが、仕事の経験のないLGBT就活生の中では、就活時に直接ハードルが高いトランスジェンダー就活生の相談が増える傾向があります。

一方でゲイも含めた性的指向の人は、就活時にはカミングアウトの必要性はあまりないですが、実際に就職して働いてみると働きにくさを感じて、LGBTフレンドリーな求人企業を探して転職をするという人もたくさんいます。 

LGBT理解のない求人企業は就職先として対象外

ゲイの就活生や転職希望者は、レズビアンやバイセクシュアルなどの性的指向のセクシュアリティの中では、もっとも求人企業に、LGBTフレンドリーを求めるという結果になりました。

求人企業にLGBTフレンドリーを求める割合は82%と、トランスジェンダーを除くと一番高い数値になります。また91%のゲイ就活生&転職希望者はLGBTへの理解のない企業への就職はイヤと答えています。レズビアンやバイセクシュアルがLGBTフレンドリーを求める割合はそれぞれ38%、52%なのでかなり多い数値といえます。

ゲイ就活生&転職希望者が企業に望むのは同性パートナーシップと研修

ゲイ就活生&転職希望者が求人企業に望むものとしては、同性パートナーシップ制度が45%、LGBT研修24%、社内相談窓口が18%となっています。

社内制度としては同性パートナーシップ制度がゲイにとって最もメリットが享受できる制度だからと思われます。ただ社内の理解が必要という意味で、LGBT研修の実施や、LGBT専用の相談窓口を望む意見もたくさんあります。

 

このような結果をみると、ゲイの就活生や転職希望者は、就職先としてかなりLGBTフレンドリーを求めていると言えますが、一方でカミングアウトはそれほど積極的には望んでいないという結果もでています。

実際に、何年も企業で働いてみると、自分のセクシュアリティを隠し続けるということにストレスを感じる人はとても多いです。それを理解してくれる環境で働きたいという気持ちで転職活動を行う人は多いです。

ゲイの就活生は、就職というだけなく、その先の働くという部分も考えて就活に望むと良いでしょう。