LGBTの中でもFTMやMTFトランスジェンダーの就職希望者は履歴書やES(エントリーシート)の性別欄の書き方を悩む人が多いです。

性別欄をどう書くべきか、その場合の注意点は何かなどをご紹介します。

▼前編の記事はこちら
FTM、MTFトランスジェンダーのための履歴書性別欄の書き方【前編】

履歴書やES(エントリーシート)は戸籍上の性別、面接時の服装は自認する性別

履歴書やES(エントリーシート)は戸籍上の性別で記入し、服装や身なりは自認する性別で面接を受けるというパターンです。このような就活生や転職希望者も多くいます。ただこの場合は、履歴書やES(エントリーシート)と、面接時の性別が異なるので、面接時に求人企業の面接担当者が驚くケースが多々あります。

たとえLGBTに理解のある企業であったり、面接官がLGBTに関する研修などを受けている場合でも、履歴書やES(エントリーシート)と面接時の見た目の性別が違うと驚かれます。

選考の最初の段階でカミングアウトということになります。トランスジェンダーとしてFTMやMTFという性自認などについても説明が必要になることが多いです。

ここでセクシュアリティに理解のない企業であれば、そもそも就職しても自分らしく働きにくいということで、求人企業のLGBTフレンドリー度合いを見極めるという考え方もありです。

一方で、面接の前に説明会があったり他の就活生との集団面接などの場合には、求人企業の面接官以外にもカミングアウトをすることになるという問題もあります。

希望の性別を記入し、希望の性別の服装や身なりで面接を受ける

履歴書やES(エントリーシート)も、面接時も戸籍上の性別ではなく自分の希望する性別に統一するという方法もあります。

これは自分に一番正直な方法であり、このようにしたいというトランスジェンダーも多いです。一方で、このような方法で履歴書やES(エントリーシート)を提出していいのか?面接をうけて大丈夫なのか?という心配をするトランスジェンダーも多いです。

履歴書やES(エントリーシート)に戸籍と異なる性別を記入すること自体は、合理的な理由があれば、虚偽記載などの問題は生じないとされています。裁判事例などはないのですが、実務上はこれが問題になることはほぼありません。

履歴書やES(エントリーシート)に戸籍と異なる性別を記入したことが問題になる企業は、そもそもLGBTに理解がない企業になるので就職対象の企業ではないです。

履歴書やES(エントリーシート)と面接時の外見が統一されていた場合に、面接時にカミングアウトをするかどうかという選択肢もあります。

FTMやMTFトランスジェンダーでパス度が高い就活生・転職希望者であれば面接時にカミングアウトをしなくても、求人企業は気づかずに選考が進むケースもあります。ただ入社時には戸籍上の性別を届ける必要があるので、それを考えると面接時にカミングアウトをしたほうが結果的にはスムーズかもしれません。