LGBT就活生や転職希望者の中には、LGBTというセクシュアリティを理由に「私は営業職は向かないんです。。。」という人も多くいます。

それは本当でしょうか?

実際に営業職として活躍しているLGBT当事者もたくさんいます。実際に営業職として働くLGBT当事者の声と本当に営業職がLGBTには向かないのかを、ご紹介します。

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https://nijipi.lgbt/tenshoku/4884

 

Cさん営業職(法人新規営業)。ゲイの事例

Cさんはゲイの27歳です。大学を卒業して就活で入社した現在の企業で、新規営業一筋で働いてきました。営業職に配属されて2~3年は営業職が嫌だったそうです。なかなか営業での結果がでなかったというのが大きな要因ですが、同時に、Cさんの職場では接待がしばしばありました。

接待の中でも辛かったのが、夜の接待です。女性のホステスが接待をしてくれるお店にお客様をつれていくことがありました。女性が接客してくれる店にいくこと自体もやや辛かったのですが、お客様に楽しんでもらうために、自分も女性の接客を楽しんでいるフリをしなければいけないのが辛かったそうです。

現在は、営業職として5年目になります。今では現在の営業職の仕事自体はやりがいを感じているそうです。

苦手だった夜の接待については、あるとき同僚(LGBT非当事者)と話をしていたら、その人も同じように苦痛に感じていることを知りました。セクシュアリティの問題だけではないと感じ、同時に自分の営業成績が上がるにつれて、自分の営業スタイルを押せるようになり、接待の頻度をかなり減らせるようになったそうです。

Dさん営業職(法人新規営業。電話)。トランスジェンダー(FTM)の事例

Dさんはトランスジェンダー(FTM)の29歳です。法人向け新規営業ですが、訪問型ではなく電話での営業がメインです。

Dさんは性別移行のための治療はまだ始めておらず、見た目は女性として見られることが多かったです。

しかし、Dさんは他人と話すことが好きでしたし、今後ずっと仕事をしていくことを考えると営業職を経験したいと考えていたので、お客様と面と向かわずにできる電話での営業職に就きました。

営業成績もしっかり出すことができ、営業職としての経験を積んでいます。

 

営業として仕事をするうえでセクシュアリティが原因でイヤな思いをするケースもありますが、一方でLGBT当事者で営業職で活躍している人はたくさんいます。

営業職という仕事は、実に多岐にわたっています。LGBTだから営業職に向くとか向かないではなく、営業職のうち、どんな仕事が自分に合うのかを考えてみることが大切です。