転職市場においてはこれまでのスキルや経験をいかした転職を考えるのが一般的です。ただし、20代でジョブチェンジをして未経験の職種にチャレンジする人もたくさんいます。

LGBT当事者での場合でも、就活時にLGBTというセクシュアリティに絡んで思ったような就活ができず、本意でない企業に就職したり、正社員ではないキャリアからスタートしているケースもあります。

20代・未経験のLGBT転職希望者のための職務経歴書の書き方をご紹介します。

未経験だからこそ、職務経歴書が大切

転職市場には『未経験歓迎』という求人があります。しかしこのような求人であっても、本来は経験者を採用したいという企業は多いです。

現在の転職市場は全般的に採用難であり、特に人手不足の業界であれば経験者採用にこだわっていると採用ができないため、未経験者歓迎としている企業もあります。

職務経歴書は、これまでの仕事内容を中心に書くので、未経験の職種にチャレンジする場合はあまり重要でないと考える人もいます。

しかし未経験の求人の場合、書類選考を通過することも簡単ではありません。面接に行くためにも、職務経歴書は数少ない自己PR手段として、大切にしたほうが良いです。

職務経歴書の冒頭に退職理由と志望動機を書く

20代の未経験の求人であれば、スキルの選考ハードルが低い分、なぜ前職を退職したのか?そしてなぜ自社に応募してきたのか?という部分を採用担当者は注目しています。

履歴書はある程度、フォーマットが決まっているので自由にはかけないのですが、職務経歴書はかなり自由に記載することができるので、冒頭で前職(現職)の退職理由を記載したうえで、それに関連する形で、志望動機を書くと、採用担当者は職務経歴書がとても読みやすくなります。

大切なことは、退職理由と志望動機に一貫性があることです。ここが弱いと「前の仕事が辛くて逃げだしたのでは?」「なんとなくイメージだけで自社を志望しているのでは?」などと思われやすいです。

これまでの経験の中で出会った、未経験の職種にチャレンジしたいと思うような具体的なエピソードが盛り込めると良いです。

またLGBTというセクシュアリティが退職理由という説明も、応募する企業がLGBTフレンドリー企業であれば理解してもらいやすいです。ただその場合も志望動機がLGBTフレンドリーな職場環境だから、と捉えられないように注意が必要です。LGBTフレンドリーな求人企業であっても、LGBTも含めて働きやすい職場環境を提供したいと考えているだけなので、LGBTだから採用されるということはまずありません。

志望動機としてLGBTフレンドリーというのを入れるのは良いですが、それ以上に、その企業での仕事内容や企業姿勢などへの共感を伝えることが大切です。

 

次回は、職務経歴書の書き方の後編をご紹介します。