4月は新卒・中途転職者の両方とも新たな環境でスタートをきる人が多い時期です。LGBT就活生や転職希望者にとって気になるのが、LGBTフレンドリー企業はどこなのか?LGBTの取り組みとはどんなことをしているのか?ということです。

大手企業中心に構成される経済団体「経団連」が昨年、公表した『ダイバーシティ・インクルージョン社会の実現に向けて』という資料をご紹介します。

なぜ企業はLGBT取り組みを推進し始めたのか?

LGBTブームと言われることもある最近の情勢ですが、LGBT取り組みを始めだした企業が増えているのは事実です。ではなぜ企業はLGBT取り組みを推進し始めたのでしょうか?

経団連の資料によると、企業にとってLGBT取り組みを進めるメリットは次の5つです。

  1. 幅広いプールからの人材獲得と退職の抑制
  2. 働きやすい社内環境の整備による生産性の向上
  3. 自社ブランド価値の向上
  4. 法的リスク回避と社員の人権保護
  5. ビジネスの拡大

このメリットの最初の2点は、就職と働く環境についてであり、まさに就活生や転職希望者に直接関係する部分です。

企業にとっては、LGBT取り組みを進めることで良い人材を採用でき、企業にとってメリットのある価値を生み出してくれると考えているのです。

企業のLGBT取り組みの現状

経団連の調査によると、LGBTに関して企業の取り組みが必要と答えた企業は90%以上に上っています。同時に、実際になんらかの取り組みをすでに実施している企業は42%、今後予定している企業は34%となっています。

LGBT取り組みの内容はさまざまですが、多い順に

  1. 性的指向・性的自認等に基づくハラスメント・差別の禁止を社内規程などに明記
  2. 社内セミナー等の開催
  3. LGBTの社員に向けた社内相談窓口の設置
  4. 採用活動におけるLGBTへの配慮

があげられています。

この経団連資料には調査結果が公表されており、そこには各企業が実名入りで取り組み内容が紹介されています。

LGBTフレンドリー企業に就職したいと考えている就活生・転職希望者は、この社名もチェックしたうえで、就職先の検討をするのも良いと思います。

 

後編では、LGBTフレンドリー企業の実際の取り組みについて、より具体的にご紹介します。