LGBT転職希望者は、実際にどのような転職活動をして、LGBTフレンドリー企業でどのように働いているのかがなかなか見えにくいのが現状です。

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【LGBT転職ノウハウ】LGBTフレンドリー企業への就職体験談・トランスジェンダー【前編】

今回は、前回に引き続きKさん(34歳MTFトランスジェンダー)の転職体験談をお送りします。

入社にあたってのKさん(MTFトランスジェンダー)のセクシュアリティの考慮

今、働いている企業は実際には内定がほぼ決まってから、セクシュアリティに関することは話し合いました。私はまだ治療を始めたばかりで外見的には男性にしか見えないのは自覚していましたので、トイレや服装で無理を言うのは難しいことは分かっていました。ただ自分の希望として「女性として扱ってほしい」ということはお願いしました。

この企業は、クライアント先に派遣された仕事をするエンジニア職ですが、私の場合は、女性の服装をした場合に周囲からはギャップがあるという心配があったのだと思います。当面は社内エンジニアとして働くということになりました。

社内のエンジニアなので、女性用というかユニセックスの格好をしています。トイレなども男女しかないのですが、今は社内では女性用を使用しています。

設備とか制度が整っているわけではないですが、最初からLGBT当事者(トランスジェンダー)ということを説明しているので、いろんな相談がしやすかったと思います。

LGBTフレンドリーな職場

私もカミングアウトをして働いたことがなかったので、LGBTフレンドリーな職場の雰囲気が最初は想像できなかったのですが、転職してきた今の職場は、セクシュアリティをいい意味で気にしない人が多い気がします。

私はもともと人と話すのも好きなほうなので、自分から積極的に一緒にランチに行ったりしていたら、職場の同僚ともすぐに仲良くなれました。私のセクシュアリティについてもいろいろ聞かれますが、嫌な感じは全然なく、自分を知ってもらえるという感覚です。

今の会社は前職に比べると規模もかなり小さく、給与などは下がりましたが、よけいなことを気にせず、本当に自分らしく働けていると感じています。

治療はこれからもっと進めていくつもりなので、その中で社内だけでなく、クライアント先にいってのお仕事なども増やしていきたいと思っています。

 

職場でカミングアウトをするにあたって、転職をするという人も多いです。初めからカミングアウトをして入社したほうが周りも受け入れやすいという傾向はあります。