就活・転職にかかわらず履歴書は必須の書類になります。履歴書で書類選考する求人企業はたくさんありますし、面接においても基本的には履歴書をベースに質問をされます。そのため履歴書作成はとても重要になります。

特に就活生や20代で転職未経験の人にとっては履歴書作成には時間がかかります。また、LGBTの中でも特にトランスジェンダーの就活生・転職希望者は履歴書の書き方で悩むポイントがいくつかあります。

今回はそんなトランスジェンダーの就活生・転職希望者向けに履歴書の書き方マニュアルをご紹介します。

履歴書は手書き?パソコンで作成?

履歴書を書く際に手書きにすべきか、パソコン作成すべきかという選択肢があります。採用担当者へのアンケートでは約70%の人が手書きでもパソコンでも選考において差はないと回答しています。一方で20%の採用担当者が手書きのほうが有利と回答し、約10%の採用担当者がパソコンのほうが有利と回答しています。

手書きのほうが応募者の人柄や誠実さが伝わるからよい、という考え方がある反面、手書きは非効率だし読みにくいのでパソコンのほうが良いという考え方があります。

手書きかパソコンかで選考上の有利不利はあってもわずかなものです。求人企業から指定がある場合や、歴史がありいわゆる“カタイ”企業への応募でなければ、パソコン作成で問題ないです。手書きにする時間を、履歴書の内容をよくすることに使ったほうが良いです。

ちなみに、手書きは苦手だけれど、パソコンを持っていないという場合でもスマホがあれば履歴書を作成することができます。

履歴書作成アプリがいくつかありますので、アプリの項目に従って名前や経歴などを入職していけば自動的にPDFを作成してくれます。これをコンビニのネットプリントを利用すれば印刷まで可能になります。

トランスジェンダーの場合、写真はどうする?

 まず履歴書において写真はとても大切です。メラビアンの法則というものがありますが、履歴書にもあてはまります。書かれている内容がいくら良くても、表情が暗い写真が貼られていると、採用担当者に与える印象は決して良くないです。

トランスジェンダーというセクシュアリティの話とは別に、履歴書の写真では次のことに注意して撮影しましょう。

・背筋を伸ばす
・あごを軽く引いて正面をむく
・口角をあげる(歯が見えない程度)
・前髪が目や眉にかからないようにする

また服装は、白いシャツやブラウスとスーツが基本になります。ただトランスジェンダーであることをカミングアウトをして応募する場合には、服装の話は履歴書の写真だけでなく働き始めた際にも関係してきます。

働く際の服装がスーツではなくオフィスカジュアルなどが可能であるなら、履歴書の写真もスーツが必須ではないです。また男性用・女性用どちらの服装をするか、というのも職場でどうしたいか、というのに関係してきます。

カミングアウトをして就職する場合には、入社後も服装などの相談が必要になるケースがあります。求人企業がLGBTフレンドリーかどうかにもよりますが、履歴書だからと言って自分に無理をした格好をするのは、その後の職場での働き方にも影響があるので履歴書の段階で、自分らしい格好で写真をとり、服装の希望を出すほうが良い場合もあります。

また履歴書に貼る写真は面接に行く際と同じような格好にしておきましょう。例えば移行中のFTMトランスジェンダーの場合で、女性のスーツでメイクをした写真を貼っていながら、面接には男性っぽい格好でいくと、企業の採用担当者が戸惑いやすいです。

それであれば、最初から面接に行く際の髪型、メイク、服装などで写真を撮ったほうが良いです。

 

いかがでしたでしょうか?次回はトランスジェンダーのための履歴書書き方マニュアル(中編)をご紹介します。