履歴書の書き方について、どう書くのがいいかよく分からないという就活生・転職希望者のための履歴書書き方マニュアルの中編です。

LGBTの中でもトランスジェンダーは性別をどう表現するか、カミングアウトをするのかどうか、求人企業はLGBTフレンドリーなのかどうかなどによって、履歴書の書き方に工夫が必要な場合もあります。

今回はそんなトランスジェンダーの就活生・転職希望者向けに履歴書の書き方マニュアル(中編)をご紹介します。

▼前回の記事はこちら
【LGBT転職就活ノウハウ】LGBTフレンドリー企業の取り組み事例【前編】

 履歴書の書き方の基本

履歴書を書く場合の基本事項のおさらいです。

・履歴書は応募企業ごとにつくる
自分の名前や経歴自体は、どの求人企業でも同じ内容になります。ただ企業ごとに求める人物像は異なります。その求人企業が求める内容に生かせる自分の性格や職務経歴を書くことは大切です。志望動機も求人企業に合わせて書くことがとても大切です。

履歴書に嘘を書くのはダメですが、自分をどう見せるかという工夫は大切です。

・履歴書のフォーマットは自由
履歴書のフォーマットは必ずしも一つに決まっていません。就活生であれば大学指定の履歴書をつかうように就職支援課から指導されることもあるかもしれません。

基本的に、どんなフォーマットの履歴書であっても選考に大きな差はありません。就活生の場合は大学指定の履歴書を使用したほうが、項目が書きやすいという面がありますが一方でパソコンで作成することに対応していないケースも多いというデメリットもあります。

転職者の場合は、市販の履歴書またはweb上にある無料フォーマットを使用するので問題ないです。自分が書きやすいようにフォーマットを工夫するのも自由です。

気になる性別欄は?トランスジェンダーの場合

 LGBTの中でもトランスジェンダーの就活生・転職希望者は性別欄について悩む人が多いです。性別欄については5つの選択肢があります。

・戸籍上の性別を記入し、その性別にあわせた服装や身なりで面接を受ける
・戸籍上の性別を記入し、自分の希望の性別の服装や身なりで面接を受ける
・希望の性別を記入し、希望の性別の服装や身なりで面接を受ける
・性別欄を記入しない(※性別欄のない履歴書を使用する場合を含む)
・性別欄にFTMやMTFトランスジェンダーなどの記載をする

どの方法が一番良いかというのは一概には決められません。自分がトランスジェンダーであることをカミングアウトするのかどうか、また応募する求人企業がLGBTフレンドリーなのかどうか、などによって選ぶ方法が変わってきます。

前述の通り、履歴書のフォーマットは自由に選べるので、就活生であっても学校指定の履歴書を使用せずに性別欄のない履歴書を使用する方法はあります。

実際に、LGBTダイバーシティに取り組み始めているLGBTフレンドリー企業では、ES(エントリーシート)の性別欄をなくすという動きがでてきています。

性別欄がないこと自体が、選考に大きく影響することはまずないと考えていいと思います。

 

いかがでしたでしょうか?次回はトランスジェンダーのための履歴書書き方マニュアル(後編)をご紹介します。